Columnコラム

中国語教室 2021.12.13

大数据杀熟

大数据杀熟(dàshùjù shāshú)ビッグデータを活用した常連客いじめ

 「大数据」はビッグデータという意味で、「熟」は常連客や得意先を意味する“熟客”という単語の略です。そして、その前にすこし物騒ですが「殺す」という意味の“杀”をつけると、“杀熟”、知り合いや友人などからの信頼を利用して、詐欺的な手段で騙し、利益を得るという意味になります。あるいは、不正な手段を使って友人や知人の金銭を騙し取るという意味もあります。

 この“杀熟”の前にビッグデータをつけると、“大数据杀熟”で、ビッグデータをもとに購入履歴や消費傾向を分析し、ユーザーが知り得ないアルゴリズムによって商品やサービスの値段を変えてしまう行為を指します。これは、サイトの会員やヘビーユーザーほど損をする場合が多いです。

 11月1日から「中華人民共和国個人情報保護法」の実施が始まりました。そこでは、個人情報の過度な収集や「大数据杀熟(ビッグデータによる常連客いじめ)」をしてはならないことが明記され、顔の情報など敏感な個人情報の処理に対するルールが作られ、個人情報保護に関する苦情や告発のメカニズムも整備されました。経営者側は消費者の経済状況や消費習慣および価格に対する敏感さといった情報を利用して、消費者に対して取引価格などの面で差別を実施してはいけないことになっています。

http://japanese.cri.cn/

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